愛犬にいちごを与えても大丈夫!ただし4つの注意点をおさえること

結論から言うと、愛犬にいちごを与えても問題ありません。ただし、4つの注意すべき点があります。

この記事では、犬にいちごを与える際に知っておくべきことについて、詳しく解説していきます。

いちごのおもな栄養素 ― 低カロリーで豊富な栄養

いちごは低カロリーで、犬の健康に嬉しい栄養素を豊富に含んでいます。

水分:約90%

いちごは水分が約90%を占めており、水分補給に役立ちます。特に、暑い時期や運動後には、おやつとして与えるのも良いでしょう。

食物繊維:腸内環境を整え、便通を改善

食物繊維は、犬の腸内環境を整え、便秘の予防・改善に効果が期待できます。

カリウム:塩分排出と利尿効果(腎臓病の犬は注意)

カリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きがあり、高血圧の予防に役立ちます。

また、利尿効果も期待できますが、腎臓病を患っている場合は、カリウムの過剰摂取に注意が必要です。

ビタミンC:抗酸化作用、アンチエイジング効果

ビタミンCは、強い抗酸化作用を持つビタミンです。免疫力を高め、老化の原因となる活性酸素を抑える効果も期待できます。

アントシアニン:抗酸化・抗炎症を期待できる

いちごの赤い色素成分であるアントシアニンには、抗酸化作用や抗炎症作用があると言われています。

犬にいちごの与える時に注意したいポイント

与える部位:ヘタを取り、果肉のみ

いちごのヘタの部分は消化が悪く、嘔吐の原因となる可能性があります。必ずヘタを取り除き、果肉のみを与えましょう。

適量を心がける

いちごはあくまでおやつです。与えすぎると、肥満や下痢の原因になる可能性があります。

愛犬の体重や体調に合わせて、少量を与えるようにしましょう。

多量に与えるととキシリトール中毒を起こす可能性がある

いちごには、キシリトールと似た構造を持つ成分が含まれています。大量に摂取すると、犬はキシリトール中毒と似た症状を引き起こす可能性があります。嘔吐、痙攣、昏睡などの症状が現れる可能性もあるため、注意が必要です。

持病がある犬は要注意

糖尿病や腎臓病、尿路結石などの持病がある場合は、いちごを与える前に必ず獣医師に相談しましょう。

果物全般でアレルギー反応がある子は注意

いちごは、リンゴやナシ、ラズベリーとアレルギーの交差反応を有します。

これらの果物でアレルギー反応を起こしたことがある場合は注意が必要です。初めて与える際は、少量から始め、様子を見るようにしましょう。

その他のいちご関連の果物・食品の可否 

少量であれば与えて問題ない、いちご関連の果物:

愛犬も少量であれば食べられるいちご関連の果物

  1. ブルーベリー
  2. ブラックベリー
  3. ラズベリー
  4. クランベリー
  5. カシス

これらの果物も、いちごと同じく抗酸化作用の高い栄養素を豊富に含んでいます。ただし、与えすぎは禁物です。

愛犬には与えてはダメ!注意が必要な果物・食品:

愛犬に与えていけない身近な果物・食品

  • いちごジャム:
    大量の砂糖が使われているため、肥満や虫歯の原因となります。
  • いちごアイスクリーム:
    脂肪分や糖分が多く含まれているため、肥満や消化不良の原因になります。
  • グミ:
    キシリトールが使用されている製品が多いため、中毒症状を引き起こす危険性があります。
  • アメリカンチェリー:
    種や茎に毒性があるため、絶対に与えないでください。
  • さくらんぼ:
    アメリカンチェリーと同様に、種や茎に毒性があります。

まとめ

いちごは、適量を守れば犬に与えても問題ない果物です。

しかし、与えすぎたり、加工品を与えたりすることは避けましょう。愛犬に安全に、そして健康的にいちごを楽しんでもらうために、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。

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KNOTIY(ノッティー)編集部